人材紹介業界|AI x RPA|コラム
【人材会社向け】RPA導入のよくある課題と、知っておくべき解決策とは?
Category: 人材紹介業界|AI x RPA|コラム
Date: 2021.05.17
業務効率化のためにRPAを導入する企業が急速に増えており、RPA市場は今後も成長し続けることが予想されています。
人材業界も例外ではなく、近年導入が進んでいます。
その一方で、導入してみたものの上手く使いこなすことができず、頓挫してしまう例も多く挙がっているようです。
そこで今回は、よくある課題と知っておくべき解決策についてご紹介します。
人材紹介会社様のRPA運用のヒントになれば幸いです。
RPAの導入・運営時にありがちな課題感は以下の通りです。
RPA導入のよくある課題
①RPAツールの操作が難しい
・設定が難しい
RPAは一般的に、使用する会社様がパソコンにツールをインストールして設定を行い、業務を自動化します。
対象業務を決めて業務フローを洗い出し、自社でロボットを設定していくことになります。
この場合、RPAの設定ノウハウやエンジニア経験がないと時間がかかってしまい、頓挫するケースがあります。
・エラーやトラブルが多発する
RPAはシステムなので、設定ミスだけでなく、RPAが操作するサイトやシステムの仕様変更などでもエラーが起こってしまいます。
これに対応しないと、RPAは止まったままになります。
人材紹介の業務で想定されるRPAのエラー原因の例は、以下の通りです。
「人材会社の業務」でロボットが止まる原因
■求人情報サイト・スカウトサイト
・想定していなかったポップアップ画面が表示される
・サイトの仕様変更で画面のレイアウトが変更される
・スカウト送信数が上限に達しエラー発生
・不要なスペースが原因で検索条件が認識されず処理がスキップされる
■基幹システム
・基幹システムからの強制ログアウト
・お知らせ等、想定していなかったポップアップ画面が表示される
■ブラウザ
・データ容量の制限でエラー発生
・検索条件結果数が想定以上となり読み込みができない
・ブラウザのバージョンアップ
■その他
・企業名に「.(ドット)」を含むデータがある
・短時間に大量のメールを送信しメールサーバーエラー
・CSVとEXCELのファイルデータ形式ミス
これらはあくまでも一部の例になります。
これだけ多くのエラーの原因を毎回調査してメンテナンスすると、かなりの工数がかかります。
エラーの保守対応に追われるとメイン業務に支障が出てしまい、本末転倒になってしまいます。
②RPAコンサルタントに業界知識がない
RPAを導入する際は、RPAコンサルタントのアドバイスのもとで自動化を進めていくのが一般的です。
この時様々な業界を担当しているコンサルタントの場合だと、業務で使うサイトやツールなどの現場レベルの理解がないことがあります。
そのため自動化しきれない部分があったり、エラーに気づかなかったりし、上手く使えないRPAになってしまう恐れがあります。
解決のポイント
①社内リソースに合ったタイプのRPAを選ぶ
RPAにも様々な種類があり、社内の状況に合ったものを選ぶ必要があります。
RPAの知識や経験がある人材が社内にいる場合は、その方がツール型のもので内製化して運用に乗る可能性があります。
しかし、RPAツールの担当者を設けることが難しい場合は、アウトソーシング型のモデルという選択肢があります。
アウトソーシング型のモデルなら、設定から保守対応まで外部に任せることができます。
これならRPAの設定や保守に工数を割かれることがなく、メインの業務に注力することができるようになります。
②業界特化型モデルを選ぶ
RPAの設計は、業務や現場の課題をよく知っている人がするべきです。
アウトソーシング型であっても、依頼するコンサルタントやエンジニアが業界に精通していて業務フローを理解していれば、考慮漏れがなく確実に自動化することができます。
さらに長く使っていく中でも、業務内容を適切に理解した上で発生した課題にスムーズに対応できると考えられます。
弊社の「ROBOTOS for Agent」は、人材紹介業界に特化した、完全アウトソーシング型のモデルです。
人材紹介業に精通したコンサルタントが自動化したい業務をヒアリングし、エンジニアが全て設定します。
保守対応はもちろん、運用に乗った後も長期的なフォローを行っています。
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