人材紹介業界|AI x RPA|導入事例
【導入事例】株式会社パソナJOB HUB様「ニュースサイトを基にアタックリストを自動作成、新規顧客開拓に活用!」
Category: 人材紹介業界|AI x RPA|導入事例
Date: 2021.01.07
株式会社パソナJOB HUB
https://www.pasona-komon.co.jp/
事業統括本部 事業推進部 手嶋 敦子様
経営課題を外部人材の活用提案で解決
―御社の事業内容について教えてください
手嶋:弊社はパソナグループの子会社として、2つの事業を行っています。
1つは大手企業の役員・管理職経験者やプロフェッショナル人材をご紹介し、企業の経営課題を解決する「顧問事業」、もう1つは「タレントシェアリング事業」です。
昨今、定年後も積極的に働きたいという活動意欲の高いシニアの方が急増している一方で、ライフスタイルの変化や、副業・兼業など働き方が多様化し、企業の外部人材活用ニーズも高まっています。
弊社の顧問サービスでは7千名を超える登録顧問の中から、企業の課題やフェーズに合わせて最適な人材をご紹介することで、経営課題から実務面までサポートしています。
不定期に更新されるWeb媒体からの企業情報収集が課題
―RPAを導入する前の業務の状況と課題について教えてください。
手嶋:今回、RPAを顧問事業の業務で導入しました。
以前は、営業が個別にWeb媒体や記事などから企業情報を集めて、新規顧客開拓のためのアタックリストを作成していました。
しかし、ニュースサイトはいつ更新されるか分からず、また毎日必ず更新されるわけでもありません。
不定期に更新される情報を毎日チェックするのは、時間もかかり非効率なため課題感がありました。
「サイトが更新されるタイミングで、情報をピックアップして一覧にしてほしい」という声が営業からあがり、RPAの導入を検討することになりました。
人材業界特化の安心感でRPAを選定
―弊社サービスを選定された理由は何でしたか?
手嶋:ご相談したきっかけは、御社代表と面識があったからです。
人材業界に特化したRPAということで、導入がスムーズに進められるのではとの期待感がありました。
実際に期待通りでしたね。
最初のミーティングの時から担当の方とも非常にスムーズに話が進み、人材業界に詳しいので安心してお任せできると感じました。
業務自動化の実現方法のノウハウがなく、コミュニケーションを取るカウンターパートがどれだけ信頼できるかが重要だと考え、価格もリーズナブルなので御社に依頼することにしました。
―導入時に苦労されたことなどはありましたか?
手嶋:RPA化の内容は、仕様書や画面キャプチャなどで可視化していただいたのでイメージしやすかったです。
何度かテスト稼働を行い、細かい要望にも対応していただいたので、特に苦労はありませんでした。
使い始めて1年近く経ちますが、全くストレスなく利用できています。
担当者の方とのやりとりも非常にスムーズで助かっています。
Web媒体の情報からアタックリストを自動作成し、新規開拓に活用
―RPAを業務でどのように活用していますか?
手嶋:4つのWeb媒体から情報を集め、記事を基に企業リストを作成する業務を自動化しました。
具体的には、資金調達に関する情報や、企業が開催するイベント情報を収集し、その企業情報をExcelでリスト化しています。
完成したリストは内容を精査し、案件になりそうな企業情報を営業担当者と共有してテレアポやメルアポに活用しています。
資金調達のニュースであれば、そのフェーズによってソリューションの内容も変わってきますので、 お客様に合った提案内容をオーダーメイドで考えアプローチしています。
また、新規顧客の開拓がメインの目的ですが、既存顧客の情報も営業と共有し、最新情報を逃さずキャッチアップできるようにしています。
担当者一人あたり月80時間削減、商談などの業務時間が増加
―RPAを導入後、業務はどのように変わりましたか?
手嶋:これまでは時間のある時に各営業担当者がそれぞれ企業情報を集めていました。
今は、朝一でリストができているので、情報がスピーディーに共有できます。
個人で集めていた企業情報を組織的に把握できるようにもなりました。
―時間やコスト面での削減効果はありましたか?
手嶋:Web媒体からの情報収集は1サイトあたり1時間位かかっていたので、担当者にもよりますが、1日4時間とすると月間80時間くらい削減することができました。
情報収集にかかっていた時間分の人件費が削減できただけでなく、その時間を訪問や商談などのメイン業務に使えるようになったのは大きなメリットです。
また、作成したリストから成約につながった案件もあり、売上に貢献できた事も良かったです。
―今後、RPA化したい業務はありますか?
手嶋:現在、属人化している作業を自動化できたらと考えています。
例えば、顧問の方に業務報告書の提出を依頼する場合、各担当者からメールで依頼しています。
この依頼メールが自動配信できるようになれば、空いた時間を面談時間などのコミュニケーションに充てることができるようになります。
御社は、他社でのRPA導入事例もお持ちなので、色々教えていただきスピード感をもってご対応いただけると嬉しいです。