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採用のミスマッチを防ぐ30のチェックリスト|早期退職につながる4つのズレと対策【新卒・中途別の無料資料付き】

せっかく採用した社員が、入社して間もなく辞めてしまう――。マイナビの調査では、2024年1〜6月に自社で退職代行サービスを使って退職した人がいた企業は23.2%と、約4社に1社にのぼりました※。突然の退職は、もはや特別なケースではなくなっています。

突然の退職が起きると、残った社員の業務負担が増え、採用や育成にかけたコストが無駄になります。口コミサイトへの書き込みで、採用ブランディングに悪影響が出ることもあります。従業員数の少ない中小企業ほど、一人の早期退職の影響は大きく、立て直しも簡単ではありません。

本記事では、早期退職の背景にある「採用のミスマッチ」を防ぐために、企業ができる対策を30のチェックリストで紹介します。

※出典:株式会社マイナビ「退職代行サービスに関する調査レポート」(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20241003_86953/)

採用のミスマッチを防ぐには?簡単に言うと

採用ターゲットを明確にし、自社の良い面だけでなくリアルな情報も伝え、選考では価値観やカルチャーへのフィットを見極め、内定から入社までも継続的に接点を持つことが基本です。①ペルソナ・採用ターゲット、②採用広報、③選考フロー、④内定から入社まで、の4つの観点で、自社の採用を点検しましょう。

●早期退職につながる4つのズレ


すべての早期退職が企業側の責任というわけではありません。しかし、その背景には企業と社員のミスマッチが潜んでいることが多くあります。

  1. カルチャーのズレ:社風や価値観が合わない
  2. 働き方のズレ:働く時間や場所、進め方が想像と違う
  3. キャリアのズレ:思い描いていた成長やキャリアが実現できない
  4. ミッションのズレ:任される役割や期待されることが合わない

特に新卒採用では、学生自身が自分の希望や適性を正確に分析できていないことも多いため、企業側が多角的に見極め、すり合わせる体制が必要です。

●ミスマッチ防止のための4つの観点


観点内容
① ペルソナ・採用ターゲット採用活動の指針になる最も重要な観点。誰に向けて採用するかがあいまいだと、その後の施策がすべて的外れになる
② 採用広報設計したターゲットに、自社の魅力を「正しく」伝える。良い面だけでなく、リアルな情報を伝える誠実さが求められる
③ 選考フロー企業が候補者を見極めるだけでなく、候補者にも自社を見極めてもらう、相互理解の場として設計する
④ 内定から入社まで内定承諾後から入社までの「心の離脱」を防ぐ。この期間のコミュニケーションが、入社意欲とスムーズな立ち上がりにつながる

●ミスマッチ防止のための30のチェックリスト


できている項目にチェックを入れてみてください。

① ペルソナ・採用ターゲット(8項目)

  • ☑ 自社の活躍社員の共通点を言葉にしているか
    成果を上げている若手社員の専攻や考え方、性格を分析し、行動パターンや考え方の共通点を見つけます。
  • ☑ 会社の価値観を明文化しているか
    スキルや知識は後から身につけられますが、価値観は変わりにくいもの。カルチャーフィットを見極める重要な指標です。
  • ☑ 必須の条件(Must)と、あれば望ましい条件(Want)を分けているか
    求める条件が高すぎると母集団が極端に小さくなります。育成とのバランスを見直しましょう。
  • ☑ 人物像をもとに、アプローチすべき属性を具体的にしているか
    大学群、専攻、課外活動、エリアなど、実際に狙う母集団の特徴まで落とし込みます。
  • ☑ 職種・部門ごとにターゲットを設計しているか
    同じ会社でも、職種が違えば活躍する人材の特性は異なります。
  • ☑ 合わない人物像(NG人物像)も定義しているか
    あえて明文化することで、選考での見極めの精度が上がり、定着率の向上にもつながります。
  • ☑ 採用ターゲットについて、現場の社員とすり合わせているか
    人事だけで考えた理想像ではなく、実際に配属される現場の声を反映させます。
  • ☑ ペルソナを定期的に見直しているか
    就職・転職の価値観は年々変わります。直近の成功例をもとに更新しましょう。

② 採用広報(7項目)

  • ☑ 社員の1日の具体的なスケジュールを公開しているか
    抽象的な業務説明ではなく、実際の1日の流れを見せることで、イメージのギャップを減らせます。
  • ☑ 入社後のキャリアプランの例を公開しているか
    配属後の成長イメージを示すことで、将来の姿を描きやすくなります。
  • ☑ 社員インタビューで、リアルな声を届けているか
    動画や写真も使い、表情や話し方から社風ややりがいが伝わるコンテンツをつくりましょう。
  • ☑ 社員の苦労や失敗談もオープンにしているか
    良い面だけでなく、困難や苦労したことも伝えることで、現実的なイメージを持ってもらえます。
  • ☑ 職場の雰囲気を、具体的なエピソードで紹介しているか
    「風通しの良い職場」のような抽象的な言葉だけでなく、社内イベントや日常のやりとりなど具体的な例で伝えます。
  • ☑ 候補者の疑問や不安に、具体的に答えるコンテンツを用意しているか
    「仕事の難しさ」「人間関係」「評価基準」など、聞かれやすい疑問にFAQや動画で答えておきましょう。
  • ☑ 広報の内容を、ターゲットに合わせて工夫しているか
    理系・文系、体育会系・文化系など、ターゲット層に合わせて伝える内容や伝え方を変えます。

③ 選考フロー(8項目)

  • ☑ 面接官が、事前にペルソナを理解しているか
    面接の前に人物像を共有しておくことで、見極めの質が上がります。
  • ☑ 面接で「価値観」や「意思決定の軸」に注目した質問をしているか
    定番の質問への答えだけでなく、何を大事にして会社を選んでいるかを知ることが、入社後の不一致を防ぐ手がかりになります。
  • ☑ 社風や働き方にフィットするかを評価しているか
    能力や意欲が高くても、風土や働き方が合わなければ早期退職につながります。
  • ☑ 候補者が本音で話せる雰囲気をつくっているか
    圧迫的な雰囲気や模範解答を求める面接では、価値観や人柄といった本質が見えなくなります。
  • ☑ 面接官との「相性採用」になっていないか
    面接官の主観だけで決めると、ペルソナから外れた採用が増えます。複数名での評価や、評価基準の事前共有を徹底しましょう。
  • ☑ 選考フローが長すぎず、意思決定しやすい設計になっているか
    選考期間が長すぎると、途中での辞退や他社への決定が起きやすくなります。
  • ☑ 面接以外の接点(座談会、オフィス訪問など)も選考に組み込んでいるか
    面接だけでは伝えきれない雰囲気や人柄は、気軽な接点で伝えるのが効果的です。
  • ☑ 辞退理由や選考通過率などのデータをもとに、選考フローを定期的に見直しているか
    途中の離脱や入社後のミスマッチが起きているなら、原因は選考の流れにあるかもしれません。

④ 内定から入社まで(7項目)

  • ☑ 内定承諾後も、継続的な接点を持っているか
    入社までの間に生まれる不安や疑問に応えるため、定期的に接する機会をつくります。
  • ☑ 就業のイメージを持てる場を用意しているか
    オフィス見学や入社前インターンなど、仕事の「日常」が伝わる機会を設けます。
  • ☑ 入社前に、現場の社員(新卒の場合は同期も)との関係づくりを始められているか
    現場社員との面談やランチなど、自然につながりをつくれる機会を用意しましょう。
  • ☑ 入社前研修や課題に、「なぜやるのか」という意味づけを伝えているか
    目的を伝えることで、納得感と前向きな準備が生まれます。
  • ☑ 入社までのスケジュールや準備事項を、見通しよく伝えているか
    「何が起こるかわからない」ことが不安の原因です。時期ごとの予定や必要な準備を明確にしましょう。
  • ☑ 一人ひとりの状況や志向に合わせて、フォローの内容を変えているか
    体育会系と研究職志望、地方と都市部など、人によって不安や期待は異なります。
  • ☑ 入社前の連絡が事務的でなく、「顔の見える」やりとりになっているか
    オンラインや対面での会話など、個人的な交流が信頼関係につながります。

30項目を書き込んで使えるチェックシートは、資料に収録しています。

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●新卒採用・中途採用で特に意識したいポイント


30項目は新卒採用・中途採用のどちらにも共通しますが、重点は少しずつ異なります。

  • 新卒採用:学生自身が自分の適性をつかみきれていないことも多いため、仕事のリアルな姿や苦労も伝える採用広報(②)と、入社までの継続的なフォロー(④)が特に重要です。
  • 中途採用:経験やスキルが合っていても、社風や働き方が合わずに辞めてしまうケースがあります。選考でのカルチャーフィットの見極め(③)と、任せる役割・期待のすり合わせを丁寧に行いましょう。

●よくある質問


Q. 採用のミスマッチは、なぜ起きるのですか?

社風や価値観、働き方、キャリア、任される役割について、企業と社員の認識にズレがあることが主な原因です。採用ターゲットがあいまいなまま採用したり、良い面だけを伝えたりすると、ズレが生まれやすくなります。

Q. ミスマッチを防ぐために、まず何から始めればよいですか?

まずは採用ターゲット(ペルソナ)を明確にすることから始めましょう。活躍している社員の共通点や会社の価値観を言葉にし、現場の社員ともすり合わせることで、その後の広報や選考の軸が定まります。

Q. 新卒採用と中途採用で、チェックリストの内容は違いますか?

30項目の内容はほぼ共通です。ただし、新卒採用ではリアルな情報の提供と入社までのフォロー、中途採用では選考でのカルチャーフィットの見極めが特に重要になります。資料は新卒採用向けと中途採用向けの2種類を用意しています。

●ターゲットに合った人材に確実に届けるならAIスカウトも選択肢に


ミスマッチを防ぐ第一歩は、自社に合う人材を明確にし、その人たちに確実にアプローチすることです。AIスカウトなら、あらかじめ決めた条件に合う候補者を探し、一人ひとりのプロフィールに合わせて、自社とのマッチ度を伝えるスカウト文の作成から送信までを自動で行えます。

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●ミスマッチ防止のための30のチェックリストを無料でダウンロード


本記事で紹介した30のチェックリストを、書き込んで使える形でまとめています。

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