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【導入事例】株式会社リクルートエグゼクティブエージェント様 「RPA導入で50%のコスト削減を実現-ロボ設定も完全アウトソーシングで!」

株式会社リクルートエグゼクティブエージェント
www.recruit-ex.co.jp
執行役員 企画部部長 松下 直樹様
営業企画室 板谷 賢二様

お客様の経営課題を解決する事が私たちの仕事
―御社の事業内容について教えてください
松下:リクルートグループの中で人材紹介を行っている会社が数社ありますが、その中で弊社では経営管理職のご紹介をしています。具体的に申し上げると、部長職以上の人材の採用支援と転職支援を行っています。

上記の他、事業を成功させるために必要な経営人材を、サーチしてご紹介するエグゼクティブサーチ(ヘッドハンティング)事業も行っています。

主なクライアント様は日本での事業展開を行っている企業ですが、日系企業が海外事業展開を行う際に課題となる、現地法人の責任者の採用も支援しています。
他にも、金融機関からの依頼で、投資先の企業の経営チームの組成や事業承継ご支援も行います。

経営職の人材紹介を通じ、お客様の経営課題を解決する事が私たちの仕事だと考えます。



「この業務は人が行わなければ実現できないのか?」の疑問からRPA導入を検討
―RPAを導入する前の業務の状況と、導入検討のきっかけを教えてください。
松下:企業リストの整備と情報収集作業を、6年くらい社内で人員を手配し行っていました。
この作業については、アウトソーシングも検討したのですが、そもそも人が行わなければ実現できないのか?と疑問を感じていました。

板谷:外部セミナーに参加したり他社事例の情報収集をする中で、弊社と同じ作業をRPAで行っている企業もあり、とても便利そうだなと思ったことが、RPAサービスの導入検討のきっかけです。


RPAの設定にリソースが割けないというジレンマ
―他のサービスや製品と比較はされましたか?
板谷:まず対象となる業務を他社RPAサービスで実現できるか、3製品で比較検討しました。
RPAのセッティングについて全製品で試用してみましたが、それぞれ特徴があり、メンテナンスしないと継続的な活用が難しいと感じていました。
「この場合はどうすればループしなくなるか」など設定は、時間をかければ対処できるのでしょうが、設定作業にしばらくつきっきりにならないと難しいな、というイメージでした。

松下:定常的に月に何十時間もかけている業務であれば、社内リソースを確保しチームを立ち上げることも検討できますが、RPAの設定作業は定常的な業務ではなく、そこに社内リソースを割き時間をかけるのは「ちょっと違うのではないか?」と思いました。
プログラミングは不要でも、フローチャートを組んで条件設定をして、ちゃんと動くのか、止まったときはどうするか?といった事を、自分たちで調査して動作検証を行い、早期で立ち上げるリソースがなかったのです。


執行役員 企画部部長 松下 直樹様

設定も含めた完全アウトソーシング型RPAで解決
―最終的に決め手となったポイントや理由は何ですか?
松下:最初は御社に他社RPAツールのセッティングそのものをお願いしようと思ったのですが、ご相談すると「設定も含めてRPAサービス自体を提供できますよ」と『ROBOTOS for Agent』を紹介されたので、御社のサービスも検討することにしました。

決め手となったのは、御社の担当者です。
弊社の事業内容や業務についても理解されていたので、やりたいことがそのまま実現できなくても、別案で本来の目的が達成できるよう代替案を提案してもらえるのが良かったです。
さらに、基幹システムのチューニングなどもお願いしているので、システム化していく上での、つまずきポイントを理解されていたのも決め手でした。

板谷:他社製品には設定のプロセスごとに課金されたりするものもあり、プロセスが増えていくと割高なイメージがありました。
その点、御社のサービスは、月額固定課金サービスのためコストメリットがありました
設定も含めた完全アウトソーシング型のため、簡単に導入できRPAサービスの恩恵を受けられるのが良かったですね。


営業企画室 板谷 賢二様

ロボットの空き時間でさらに別業務のRPA化も実現
―このサービスをご利用いただいたメリットについてお聞かせください。
松下:RPAの場合、ヒューマンエラーがないというのが一番大きなメリットですね。
一般的にRPAの導入事例は経費システムや交通費精算などの話題が多く、メリットも「コスト削減」という側面で語られる事が多いですが、売上拡大を目的とした活用ができました。

板谷:月額固定のサービスのため、RPAを「24時間×365日間」、動かせるだけ動かせるというのが良かったですね。
RPAの空きがどれくらいあるか教えてもらえるので、別の業務もRPA化しようという視点が生まれたのも、今後の拡張を考える上でプラスだと考えています。


RPA導入で50%のコスト削減を実現
―売り上げ拡大に利用できたというお話でしたが、コスト面での効果はありましたか?

松下:コストは50%くらい削減できたことになると思います。 もともと人がやっていた業務をRPAに置き換えた部分に加え「ロボットの空き時間」で、さらに他の業務もRPA化することができました

―RPAに置き換えたことで担当の方の業務はどのように変化しましたか?
松下:他の業務の生産性があがりました。 担当業務の一部をRPAに置き換えたことで、他の業務の圧迫部分の対応ができるようになりました。

―今後、RPA化をされる予定の業務はありますか?
松下:まだまだロボットの時間があいているため、人事情報の収集と蓄積の業務もRPA化を行う予定です。

人材業界のソリューションプランナーとして期待
―最後に弊社に期待されることがあればお聞かせください

松下:御社は人材業界に特化したソリューションプランナーなので、私たちの依頼に対して「他社を含めた事例を提案いただける」「社内では検討できていなかった視点をお話しいただける」ことが強みだと思います。
業界に詳しく、他社事例を持っているという状況が続き、課題解決のパートナーとして色々なアドバイスがもらえると嬉しいですね。




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